王子遺跡は1979年(昭和54年)に「大隅地区埋蔵文化財分布調査」により発見された弥生時代中期の集落跡です。
王子遺跡資料館は、昭和56年から59年にかけて国道220号線バイパス工事に伴い実施した王子遺跡の出土品を展示した資料館です。
棟持柱付掘立柱(むねもちはしらほったてはしら)建物跡や竪穴式(たてあなしき)住居跡、その他当時の人が使用した土器や石器、鉄製品など約200点の展示をしています。
なかでも棟持柱付掘立柱(むねもちはしらつきほったてはしら)は舟型の屋根を持ち、棟の両端を支える柱を持つという独特のしくみで、弥生時代のものとして完全な形で見つかったのは日本で初めてのことで、全国から注目を集めました。
約2000年前に営まれていた祖先の暮らしぶりがわかります。
資料館は、鹿屋市文化会館のとなりにあります。
〒893-0007 鹿児島県鹿屋市北田町11107番地1